「情報システム2」UD演習

2016年12月16日 10:50
渡辺隆行

目次


ITパスポート試験

参考サイト:

成績証明の方法

シラバスに書いたように,「ITパスポート」試験の総合点を成績に加算します.(受験時期はいつでも,たとえば昨年度でも,構いません.)ITパスポート試験を受験した学生は,学生番号,氏名,総合点がわかる下記資料のいずれかを提出してください.

提出物:
  • ITパスポートの試験結果レポート(受験終了後2~3時間でダウロード可能)に学生番号を書き込んだもの
  • 若しくは,「合格証書」(受験翌月の中旬に発行される)のコピーに学生番号と総合点を書き込んだもの)
提出日時:
2月6日(月)12時までに8号館4階のレポート提出ボックスに提出し,提出したことを渡辺にメールで連絡すること.レポートボックスでの受け取りを確認したら,各メールに「確認しました」メールを返信します.)

「人間科学概論IIB」人間編の復習

「人間科学概論IIB」人間編

抜粋:ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインとは

Ronald Mace

He coined the term "universal design" to describe the concept of designing all products and the built environment to be aesthetic and usable to the greatest extent possible by everyone, regardless of their age, ability, or status in life. (すべての製品や建物を,年齢や能力や地位に関わらず,できるだけ多くの人にとって,美しくて使いやすく設計すること.)

ポイントは,

UD7原則
  1. 誰にでも公平に使用できること
  2. 使う上での自由度が高いこと
  3. 簡単で直感的にわかる使用法となっていること
  4. 必要な情報がすぐ理解できること
  5. うっかりミスや危険につながらないデザインであること
  6. 無理な姿勢や強い力を必要とせず楽に使用できること
  7. 接近して使えるような寸法・空間となっていること

多様な特性を持つ人間(ユーザ)

『ユニバーサルデザイン実践ガイドライン』(日本人間工学会編,共立出版)の表I-3-1「ユーザ分類表」では下記のように分類されています.

特別な配慮を必要としないユーザ
健康な成年男子などがここに該当しますね.
感覚機能に配慮すべきユーザ
  • 視覚に頼れないユーザ
  • 視力に配慮すべきユーザ
  • 聴覚に頼れないユーザ
  • 聴力に配慮すべきユーザ
運動機能や体格に配慮すべきユーザ
  • 車椅子利用者
  • 手が使えないユーザ
  • 動作に配慮すべきユーザ
  • 筋力の弱いユーザ
  • 発話に配慮すべきユーザ
  • 左利きユーザ
  • 小さい/大きいユーザ
認知機能に配慮すべきユーザ
  • 初心者/熟練者
  • 理解が苦手なユーザ
  • 日本語・外国語が読めないユーザ
そのほか
デモグラフィック(社会的)や文化的な差異に対して配慮すべき場合

人間の認知と操作

ある製品(ソフト,ハード,システム.建物など)をユーザが使用するためには,認知心理学や人間工学(Ergonomics)を考慮して,以下のステップをクリアする必要があります.

  1. 知覚:その製品が提示している情報を知覚できるか?
  2. 符号化,記憶:知覚した情報は符号化されて短期記憶に保持される.その一部は長期記憶に保存される.
  3. 理解,判断:短期記憶で得た情報や長期記憶にある情報と照らし合わせて,知覚した情報を理解し,ユーザの意図に沿って判断を行う.
  4. 操作:判断の結果,あるいは意図により,ユーザが製品を操作する.

どこか一つを実行できない場合,そのユーザはその製品を使用できません.


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